建築物を建設する際には、基本設計フェーズが欠かせません。では、設計書にはどのような内容を含める必要があり、評価プロセスはどのように進められるのでしょうか?以下で詳しく見ていきましょう。
2009年の政令第12/2009/NĐ-CP第8条に基づき、基本設計とは、選定された設計方針に基づき、適用される法令・技術基準に適合する主要な技術仕様を示す設計段階を指します。これは、工事投資プロジェクトの策定過程において実施され、後続の詳細設計(実施設計)を行うための基礎となるものです。
したがって、基本設計は工事設計の一部であり、基本設計の後には技術設計や施工図があります。
基本設計書とは、基本設計に関するすべての情報を取りまとめた文書を指します。
建設工事または建築プロジェクトの設計文書には、通常、基本設計・技術設計・施工設計といった複数の設計段階が含まれます。プロジェクトの規模や性質に応じて、設計業務は1段階設計・2段階設計・3段階設計のいずれかの形式で実施されます。そのうち、2段階または3段階設計で行われるプロジェクトの場合に、基本設計書が作成されます。
基本設計書は、プレゼンテーションと図面の2つの部分で構成されます。
プレゼンテーションには、次の内容が含まれます。
図面には、次の内容が含まれます。
基本設計が完了すると、建設工事の品質を確認するため、審査委員会に提出されます。
基本設計の審査権限を有する機関は、発注者の区分および建設プロジェクトの種類によって異なります。
投資プロジェクトの場合:建設工事の種類に応じて、主務機関が設計の審査・承認を行います。
道路工事の場合:国土交通省が所管します。
土木工事、産業施設プロジェクト、都市交通関連の建設工事の場合:建設省が審査を担当します。
発電所、鉱山、石油・ガス関連施設の建設工事の場合:産業貿易省が所管します。
安全保障および防衛関連施設の建設工事の場合:国防省または公安省が審査を行います。
地方行政機関が発注する建設工事の場合:当該地方の建設局、交通局などの専門機関が基本設計の審査を担当します。
上記の内容から、基本設計書は投資家が負担すべきプロジェクト全体の概算コストを予測するための資料であることがわかります。このコストには、建設費、各工事項目の費用、管理費、およびその他の付随費用が含まれます。
設計段階では、承認済みの総投資額を超過しないようにコストバランスを確保することが求められます。
以上、基本設計フェーズに関する重要な情報をご紹介しました。
この記事が皆様のご参考になれば幸いです。
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